発達障害の子供を持つ看護師がペットを飼うべき3つの理由

発達障害やグレーゾーンのお子さんは年々増えています。看護師の中にも、「我が子が発達障害」「うちの子はグレーゾーンと診断された」という方がいます。発達障害のお子さんは、一般的に他者への共感力が欠けていたり、距離感をつかむのが苦手だったりして、人間関係に苦労するケースが多くみられます。

ペットを飼うことが、子供の発達を促したり、凹凸対応するうえで役に立ったという親御さんは少なくありません。まず、ペットを飼うと幸せホルモンのオキシトシンが脳の視床下部が分泌されることが分かっています。オキシトシンが出ると「自分は愛されている」と感じるようになったり、周囲の人に愛着を感じやすくなります。また、発達障害からうつ病や不安障害のような二次障害が発症するのを予防するのに役立ちます。

また、ミズーリ大学の研究では犬と触れ合うと、セロトニンが増えると報告されています。発達障害のお子さんは、寝つきが悪かったり、途中で目が覚めてしまったりすることが多いですが、睡眠ホルモンのセロトニンは、質の高い睡眠をサポートしてくれます。

ワシントン州立大学の研究では、10分間犬や猫などの動物に触れるだけで、体内のコルチゾールの量が劇的に減少したそうです。コルチゾールはストレスを感じた時に、体内で分泌されます。つまり、ペットと触れ合うと、ポジティブに生きられるようになり、発想力がアップしたり、勉強や作業の生産性が向上するのです。このように発達障害やグレーゾーンのお子さんにとって、ペットを飼う事は大きなメリットがあります。